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曹洞宗 林入寺

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林入寺について

(仮文章)林入寺は、静岡県島田市に曹洞宗の寺院です。

伝説『林幽寺の薬梅(くすりうめ)』

寛保二年(1742)七月。天王村の林幽寺(今の祇園町・林入寺)の和尚さんは、ある夜、本堂の前に一本の梅の木が生えてきて、美しい花を咲かせる夢を見た。

翌朝、和尚さんが朝のおつとめに本堂へ行ってみると、夢に見た梅の木が、枝を下向きにして立っていた。

「夕べの夢は正夢だったか。不思議なこともあるもんじゃ」

和尚さんは、喜んでこの梅の木を大切に育てた。

ある年のこと。島田の宿に、流行病が出た。それは、たちの悪い風邪だった。たちまち宿場うちに広がって、どこの家でも病人をかかえて困り果てていた。

医者は大忙しで、病人みんな診るほど手がまわらない。

ある夜、和尚さんの夢まくらに、お寺のご本尊が現れて、

「和尚。宿場のみなの者が病で苦しんでおる。庭の梅の花と葉をせんじて飲ませるがよい。おそろしい流行病もたちまち治るであろう」そう言って、すっと消えていった。

夜があけると、和尚さんは宿場うちに夢のおつげを知らせて回った。

人々は、われわれもとお寺に押しかけた。(こんなに大勢やってきたのでは、間に合わん。たちまち花も葉もなくなってしまうわい)と和尚さんは心配していた。

ところが、とってもとっても、梅の花も葉もなくならない。(ご本尊の御利益じゃ)和尚さんは、手を合わせ、お経を唱えた。

梅の花と葉をせんじて飲んだ病人たちは、たちまち起きだせるようになり、流行病は梅の木のおかげでぴたりと収まってしまった。人々は喜んで、お寺にお参りしていった。

その後、この梅の木を「薬梅」と呼ぶようになったという。

鬼平犯科帳に登場

林入寺は池波正太郎原作の鬼平犯科帳に登場しています。

鬼平犯科帳 第一巻 第三話「血頭の丹兵衛」新装版p.116

火付盗賊改方による血頭丹兵衛捕縛に際して、粂八が最初に隠れていたのが、裏通りに面して立つ林入寺の山門。粂八は、ここから、盗人宿である煙草屋「三倉や」に探りを入れるべく、大久保川に架かる橋を渡っていった。 現在の林入寺にも、なかなか立派な山門がありました。周辺落ち着いた感じの住宅街で、本通り側に大久保川の暗渠があります。
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